Airspy HF+発売開始

Airspy R2の開発メーカーが、ITead Studio 社や先進的半導体メーカーとの協力のもと、新しいSDRレシーバー、Airspy HF+を発表しました。

Airspy HF+は9KHzから31MHz、および60MHzから260MHzまでの受信が可能です。この新しいSDRレシーバーはゼロlF方式を採用しており、受信信号をベースバンドにミックスダウンします。これにより、従来型の受信機で発生する多くの問題を回避していますが、新たな課題も浮かび上がりました。Airspy HF+は帯域固定あるいは帯域可変型のバンドフィルタと3つのチューナーを用いることにより、この問題を解決しました。使用するミキサは”harmonic rejection mixer”(高周波除去ミキサ)として設計されており、非常に良好な直線性と純度の高いベースバンドIFを得ています。クリーンなIF信号のためにノイズに埋もれがちな弱い信号も受信でき、高感度を得ています。ベースバンドIFの処理には高性能な ADコンバータ2個が用いられ、後段のデジメーション処理を行います。これにより約108dBcの減衰量を持つアンチエイリアスフィルタと、ビット長18Bitの解像度が得られています。この信号は最終的には16Bitにスケーリングされ、USB2インタフェースに送り込まれます。
airspy_hf_plus
このような高感度、高ダイナミックレンジの受信機には高精度の AGC が必要となりますが、Airspy HF+の内蔵コントローラが受信部各段の増幅度を巧みに制御しています。理論上のダイナミックレンジは113dB、実際には110dBで(いずれもHF帯)、このサイズ・価格の受信機としては、驚異的な値です。この良好な直線性や高ダイナミックレンジからもたらされるものは、クリーンな受信信号と簡素な操作です。手動でのゲイン調整は不要です。アッテネー夕、プリアンプ、バンドフィルタも不要です。

良好なRF特性に加えて、特筆すべきAF帯域でのノイズリダクションも実現しました。信号の了解度を損ねることなく、ノイズを大幅に除去することができました。

Airspy HF+の他の特徴はフリーソフトの”SpyServer”です。これにより、リモートサーバ機能を簡単に立ち上げることができます。安価なRaspberry PiなどにAirspy HF+を接続することによって実現できます。ネットを通じて複数のリスナーが同時にアクセスすることができます。Webベースの他の製品とは違ってIQ 信号を一般的なSDRソフトで処理して受信することも可能です(要プラグイン)。

 

 

定格

-140.0 dBm (0.02 V / 50 ohms at 15MHz) MDS Typ. at 500Hz bandwidth in HF

-141.5 dBm MDS Typ. at 500 Hz bandwidth in FM Broadcast Band (60 – 108 MHz)

-142.5 dBm MDS Typ. at 500 Hz bandwidth in VHF Aviation Band (118 – 136 MHz)

-140.5 dBm MDS Typ. at 500 Hz bandwidth in VHF Commercial Band (136 – 174 MHz)

-140.0 dBm MDS Typ. at 500 Hz bandwidth in the upper VHF Band (> 174 MHz)

+15 dBm IIP3 on HF at maximum gain

+13 dBm IIP3 on VHF at maximum gain

110 dB blocking dynamic range (BDR) in HF

 

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