MetroVNA(4)

少し、間が空きました。本年もよろしくお願いいたします。MetroVNAの続きです。

これまでのエントリにあるように、MetroVNAは単体でアンテナアナライザとして使えますが、PCやAndroidOSで動作する端末と接続して使用することもできます。

vna/J側のMetroVNAとの接続ダイアログ

(1)Windows、MAC
miniVNA用のアプリケーションであるvna/Jが使用でき、アンテナのリターンロス(SWR)やフィルタの周波数特性が測定できます。ただし、多少の制約があります。測定周波数範囲はvna/Jの設定で決まり、また、MetroVNAはリアクタンス分の正負 (誘導性・容量性)は測定できず、測定結果は絶対値のみとなりますので、ここは注意が必要です。vna/Jについては、当店でマニュアルを日本語に翻訳しています。
接続のために必要となるPC側のデバイスドライバはMetroVNAのメーカーサイトからダウンロードできます。

MetroVNAとvna/Jとの組み合わせでの測定例
Androidアプリのメニュー画面

(2)Android端末
MetroVNA用のアプリケーションがあります。機能はminiVNA用のAndroidアプリケーションである”BlueVNA”とほぼ同じで、Google Playから入手できます。

https://play.google.com/store/apps/details?id=ro.yo3ggx.metrovna&hl=en_US

もちろんAndroidスマホで使用可能で、vna/Jと同様にSWRやフィルタの周波数特性が測定可能です。特筆すべきはスマホのタッチスクリーンのメリットを享受できることです。横軸の周波数軸のズーム・シフトが指先でできます。

MetroVNAとAndroidスマホの組み合わせでの測定例

上のグラフは店主の14M帯用のアマチュア無線用アンテナの測定結果です。SWR最良点は14.226MHzで、ここでのSWRは1.13。モービルホイップのため、帯域幅は狭く、バンド下端でのSWRが3と高くなっていることがわかります。これらSWR最良点や特定周波数での結果表示(マーカー)も画面タッチで行えます。

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