RF Explorer シグナルジェネレータ

またまた、久しぶりの投稿となってしまいました。前回の投稿が1月ですから9カ月ぶりですが、この間、世の中で何が起こったのかは書くまでもありません。
罹患された方にお見舞い申し上げるとともに、最前線で尽力されている方々に感謝申し上げます。

今回はRF Explorerのシグナルジェネレータ(SG)を取り上げたいと思います。
RF Explorerの製品としてはスペアナが多く出回っており、Amazonでもよく見かけます。結構、安価に売られています。ただ、スペアナといっても、最小RBWが3KHzとありますから、AM系の狭帯域の信号の測定はできず、おそらく電波探知機としてのニーズ(盗聴器の発見?)が強いのだろうと思います。

このRF ExplorerのSGは24M~6GHzまでノーギャップで出力できます。出力できるのは連続波だけですが、特筆すべきは周波数精度、安定度です。写真は2450.000MHzを発振させ、スペアナで実際の周波数を測定しているところですが、周波数は1KHzもズレていません。ちなみにスペアナの方はGPSDOにより10MHzの基準信号を入力し、精度を維持しています。このSGの定格では、周波数精度1ppm以内(百万分の1)とありますから、その通りです。この価格帯の製品としては、驚異的な精度かと思います。

RF Explorer SG 2450.000MHzのスペクトル

安定度の方も良好で、電源ON以降、スペアナでの観測のピークが少しずつずれていきますが、こちらも、測定の間では1KHzもずれません。

このSGとスペアナ、両者を組み合わせることにより、トラッキングジェネレータとしても使用でき、周波数特性の測定にも使用できます。

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